記事概要
以前より皆さんから頂く歯に関する不安やお悩みについてブログを通じてお答えさせていただけたらと思い、この度「お悩み」と、その解決法の提案についてコラムを書きました。
1回答:歯の神経が生きていて炎症が弱ければ、神経を保存できる場合もあります。
歯の神経をとる処置を『抜髄』といいます。
むし歯が原因で『抜髄』を行う場合は、むし歯の大きさよりも、自発痛などの痛みの強さの程度で、神経を取るか取らないかを判断することが多いです。
もしも、強い痛みが発生していれば、むし歯菌による感染で神経が炎症をおこしている事が考えられます。
とくに、歯の神経が強い炎症を起こしている場合には、神経を残すことが難しい場合が多いです。そうなると、『抜髄』処置を選択することになります。
反面、むし歯が大きくても痛みがない場合は、歯の神経の炎症が弱いと考えられ、たとえ、むし歯を削り取って神経が露出してしまっていても、神経を保存する処置をして経過をみることも可能になります。
上記の処置のあと、経過が良ければ歯の神経を残したまま詰め物や被せ物をします。
歯の神経の炎症が強く『抜髄』をしたとしても、100%成功する訳ではありません。
『抜髄』処置が上手くいかないと、治療後に、歯の根の先に膿を持って歯肉が腫れたり、痛んだりすることもあります。
また、歯の神経がなくなると歯根破折を起こしやすくなります。歯根破折を起こしてしまうと、一般的には抜歯になります。
歯の神経を残した方が歯根破折が起こりにくいので、できるだけ神経は残したいところですね。
もちろん、全部のケースが上手くいくとは限りませんが、歯の神経を残すことが歯の寿命を延ばすことにつながると考えているからです。
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2当院の根管治療成功率
日本の根管治療の成功率は30〜50%(失敗率は50〜70%)であり、残念ながら世界的にも決して誇れるものではないという学術データが出ています。世界の成功率に届き、更に超えることを目指すべきと考え、日々診療をしています。
当院の根管治療(非外科的歯内療法)の成功率は96.1%であり、必要に応じて外科的歯内療法(外科手術)を併用した場合には成功率が98.7%に向上します。外科的歯内療法は通常、非外科的歯内療法で治癒しなかったケースに行われますが、当院では非外科的歯内療法で治癒に導けることが多く、外科的歯内療法を必要としないことがほとんどです。さらに、根管治療または外科的歯内療法で膿が治った後には、膿が再発するケースは、ほぼ100%ありません。(術者がベストを尽くしても患者側の生体反応の違いにより、治療の成功率は100%と言い切ることはできませんが、当院では、ほぼ100%に近い成功率を出しています。)
更に当院では、根管治療が成功した状態を維持するために、根管治療後に入れる被せ物も高精度に製作し、細菌の根管への再感染を(コロナルリーケージ)を防ぎます。
根管治療のみならず、根管治療後の被せ物治療も顕微鏡を使って責任をもって作成することにより、予後の良い状態を保つことができています。これらは、当医院の15年間の顕微鏡治療の結果によっても証明されています。

全国で11名の歯科医師のみ、
日本で最も厳しい顕微鏡歯科基準をクリア
顕微鏡歯科ネットワークジャパン認定医・日本顕微鏡学会認定医
根管治療・顕微鏡歯科治療専門 歯科医岡野 眞